レニャテーロス工房と荒木珠奈の"はじめまして京都"展@恵文社


【Taller Leñateros】
レニャーテーロス工房は、
メキシコのチアパスに住む現代マヤ人アーティスト達によって
運営される出版工房。

400年以上に渡って続くマヤ人達によって、
書かれ、描かれ、印刷され、
それを手作りの紙で製本して、
これまでになかった本を出版している。

その創立の目的は、先住民言語による文学、美術、古写本などの、
庶民の先住民文化のすばらしさを記録し、価値を高め、広めることにある。
自然環境を大切にリサイクルで作られた本達は、
そのデザイン性、優れた内容が世界中で評価されている。


ずっと好きでアーティスト活動を見させてもらっているレニャテーロス工房と荒木珠奈さんの”はじめまして京都”展へ。

ずっと見たかったオブジェに近いアートブック。

東京での展示会はさすがに行けなくて、京都の、しかも恵文社でやると知って、
お昼時からぴゅーっと京都まで。


行って大正解!

コンセプトにも共感する中、
素材の手触り感とか、分厚さとか、
たまらない感覚でした。

この一点を手に取った時に感じる時の流れ...みたいな。

民芸品好きにはたまらんね。

文明の発達によって失われつつあったマヤ民族の文化を賞賛し、
伝統文化継続を支援するために立ち上がったのは、アメリカ人で詩人のアンバル・パスト。

異国で育ったからこそ新鮮に映った他民族の文化。

わかるな。

私もメキシコ行かなかったら日本の仏教に興味を持たなかっただろうし、
新鮮に映ることもなかった。

視点が客観的に映ったとき、
物事への意識はまた変わる。

でも、それを保護する活動を起こしたアンバル・パストは素晴らしいなと思う。

新鮮に映る方法を人の前に見せたとき、
必ずそれは新しい風となって人の中に流れ始める。

価値を高める。

パフォーマンスは大切。

こうやって、自己の意識を確認する栄養補給は本当に大事。

行ってよかった。よかった。
大満足である。

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