寺カフェ&しだれ桜コンサート


桜には精霊が宿る。

毎年この桜が咲くとそう感じます。

新緑と共に葉っぱを生い茂らせ
真夏の日差しから幹を守り
枯葉と共に秋を迎え
寒い冬を耐えしのぎ

春の陽気と共に今年の花を咲かせる。

どんな風がこようと
どんな嵐がこようと

ゆらりゆらりと身をこなし

時には別れを選びながらも
いつもいつもそこにいてくれる。

きっと、その根は身長以上に深く
大地にしっかりと根を張り
支えてくれていることでしょう。

200年もの間
ずっと私たちを見守ってきてくれた。


穏やかな日差しを受けながら
思い思いに桜とお寺と過ごす時間。

ほんとうに多くの方にご来寺いただきました。

寺ムスメは目も回るような忙しさでしたが、
皆さんがとても和やかに過ごされていたので
とても嬉しかったです。


『散るさくら 残るさくらも 散るさくら』

良寛の詩。


姪っ子もお手伝いが上手になりました。

「どうぞ。」
と手を差し伸べるその先には
わたしにもちょうだい
という意味があることを叔母はしっておる。


翌日のしだれ桜コンサートもとても盛大でした。

いつもお手伝いいただく皆さんも
少しずつお寺での過ごし方が見えて来たようで
肩の力を落として皆さんとの時間を
楽しまれているように見えました。

お寺に来ることが
単なるお付き合いで来ることと
少し楽しみがあって来るとでは

気持ちの持ちようが全く違います。

どんな方にも
気持ちよく過ごしていただけるように。

写真はお寺の畑部隊です。

なんと、
ワンコインの皆さんが
お寺の前の畑で畑づくりを始められたんです。

自然に発生したこの流れがまた心地よくて
嬉しくてたまらない。

よかったら遊びに
一緒にいろんな野菜やハーブに花を育てましょう。

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