施餓鬼会(せがきえ)


お盆の期間にさかんにお寺さんで行われる行事が施餓鬼会(せがきえ)、
今年も7日に無事終わりました。

忙しさで足が棒とかすこの時期。
一昨日から昨日にかけて、立っても寝れる状態でした。

でも、一年の中でとても大切な行事。
昔からこの7日を中心にお寺では大掃除をし、檀家さんやご先祖さまを迎える準備をする。

慣れっこのようで、やはりまだまだ母親の後を追いかける日々です。


この行事は、餓鬼に食物を施すことによって、
六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)のひとつである餓鬼の世界で苦しんでいる餓鬼を救う行事です。


餓鬼は自分の力では苦しみから脱することはできず、お施餓鬼の供養がその救いの道とされています。

かといって、ご先祖さまが餓鬼の世界に落ちたという意味ではないですよ。
ご先祖さまとともに、このような餓鬼にも慈愛のこころを注ぎましょうという、仏さまの教えなのです。

特に亡くなられてはじめて迎えるお盆(初盆)のときは、盆行事もとりわけ丁寧に行います。

この施餓鬼会はご先祖の供養はもとより、供養に恵まれない無縁仏さまの供養でもあります。あらゆる生命、生きとし生けるもののすべての生命に対して感謝を申し上げる行事です。

餓鬼の世界とは、見方を変えると私たちの現実社会のなかにもあります。

自分はむさぼりの心を持っていないだろうか...

...あるある。

こんな日。
7日は長良川の花火大会。
絶対行けないと思っていたのに、
姉にあらよあらよと連れられ、3万発の花火を楽しみました。

こうやって花火を見るのは何年ぶりだろう。

疲れていても、楽しみは必要。

自分にご褒美な3万発の花火でした。
慌ただしくても楽しまねば!

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