二日目 大川小学校〜南三陸町〜気仙沼
ほんとに良い町だったんよー。
米10キロだけ持ってこの場所に逃げて来て
毎日炊き出しをしたんだっぺー。
みんなずぶ濡れで着たまま体温で乾かして
20日間同じ服着てたさ。
こんなにめんこい子がよー。
案内人の田畑さんの話し方は屈託がなくて
おもしろく話してくれる。
だからか、当時の状況や
心の痛みはズキンズキン突き刺さるように伝わってくる。
辺りが暗くなり
プレハブの商店街での休憩で
一人バスに残った時のこと。
少し横になると
今日一日のことが脳裏で繰り返される。
あまりの無音に怖くて
耐えれなくなり
みんなの元へ行った。
言葉を交わすわけではないのに
人が在るだけで救われる感覚。
きっと
東北の人にとって
夜を過ごすことは
この上なく辛いとこだと感じた瞬間だ。
気仙沼へ到着する頃には
すっかり陽も暮れていた。
港から500m以上も離れた場所に
突如現れたのは
40〜50mはある何万トンもある巨大な船。
驚いて
足が竦んだ。
自然がもたらす大災害の莫大な大きさは
この土地を見て
感じて
触れなければ
どうやってもわからない。
どうしてもわたしは見たかったし
見るべきだって思っていた。
やっとの縁をいただき今回東北へ行けたが、
わたしには
持ち合わせる言葉が
あまりになさすぎて
何日も何日も考え
伝えることさえも
ためらってしまっていた。
それでも東北を見た限り
行った者の役目として
伝えるべきだと思いました。
なぜなら、
やっぱり多くの方が東北はどうだった?
と聞いてくれるから。
今回の報告会を25日にリーダーの大西さんを含め
長良の円居さんにご協力いただき
開催に至ることとなりました。
どうぞ多くの方に
聞いていただければと思います。
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5月25日(土曜)
10時〜11時30ほど
円居
(岐阜市長良142−1tel: 058−374−0820)
義援金入場料1000円
駐車場は最寄りの場所でお停めください。
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帰りに大西さんが一言
では、日常に戻ってくださいね。
と言われました。
そうか、わたしが今見て来た所は非日常なんだ。
でも、東北の人にとっては日常で
わたしのような生活が非日常なんだ。
これがわずか10時間車を走らせて到着する
同じ陸の中で起きている現実なんだ。
わたしたちは
どれほど幸せの基盤の中で
幸せに気づかずして
生きているのか。
ただただ
ここに在る
ただただ
ここに居る
ことが
どれほど幸せなことなのか。
こういうことで感じてしまうわたしは
まだまだですね。
どうか皆さんとお会いできますように。
リーダーの大西さんから
今までの記録から今、そして今後の活動を伝えていただきます。
池田町での報告会に参加したものです。
返信削除報告会での朗読が心に残りましたので、こちらに寄らせていただきました。
東北の支援、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
今回の報告会では、行かれた方だからこそのお話を聞くことができて胸に迫るものがありました。
報告会は聴いているだけでも体力と気力を使う私です。
お話をしたいと思いましたが、またの機会を楽しみにしています。
ありがとうございました。
高橋さま
返信削除先日はお忙しい中お集りいただき、そしてご視聴いただき、ありがとうございました。参加することに意義があるなぁとツアーにしても報告会にしても思いました。どうぞこれからも宜しくお願いします。