旅話1:アマカ(ハンモック)
お店に置いてある子たちは、それぞれにヒストリーが。
ちょこっと紹介。
お手伝いのレティが掃除をしながら2歳の子どもの寝かしつけている。
ハンモックでお昼寝をしている坊やはすやすや熟睡。
レティはハンモックを片手で揺らしながら、私とおしゃべり。
「ねぇねぇ、埋もれて顔も見えないけど大丈夫?」
「どうってことないわよ!ハンモックは揺りかごよ。子どもはこうやってハンモックに揺られて大きくなっていくの。どんなに大きくなってもハンモックでのお昼寝は最高なんだから。」
ハンモックでお昼寝って、私にはとても贅沢でカッコいい人がカッコ良く庭先で緑に囲まれて本を読みながらお昼寝するものだと思っていたあの頃。メキシコでは普通に家の中でお昼寝用として使われていた。
そんなに揺らして大丈夫?!と言わんばかりブルンブルンと揺らされていたあの子。何年か経ってからあの家を訪れたら、見違えんばかりに大きくまんまるになっていたし、まだそのハンモックはいつもと変わらない位置でいつもと同じように使われていた。
それでも、私はいつかやっぱり庭先の木に、ハンモックを付けるんだと夢見て手に入れたのが、ハンモックの発祥地、ユカタン半島にあるメリダでの公園広場。
おっちゃんと交渉に交渉を重ね、勝ち取ったハンモック。
マヤの職人がひとつひとつ時間をかけて手織りしたハンモックは、綿の糸で編まれた結び目がないのが特徴。肌触りもよく、肌にくい込むこともなく、埋もれて行く身体を優しく包み、お昼寝モードにさせてくれます。
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