Barcelona 芸術の街 バルセロナ
サンセバスチャンの朝
日本から共にしてきたケータリングの友人に見送られ
バスでビルバオ空港まで移動し
国内線でバルセロナへ。
バルセロナではメキシコ時代からの友人が迎えてくれました。
つい先日テロが起こったばかりの街は
一見活気があり賑やかには感じるものの
少し緊張感があり不安定さ加減が残るようでした。
アパートのオーナーが
テロに負けたと思われたくないから
あえて自粛などはせず
翌日からテラスでカフェをしたり
そのままの姿でいることを人々は選んだのよって。
バルセロナは芸術の街
多くの芸術家たちが互いに刺激され合いながら
多くの作品を生み出した街。
ピカソ美術館
グエル公園
サクラダファミリア
ピカソ、アントニオガウディを中心に
お散歩をしながら芸術に触れられる。
あまりの刺激に頭がクラクラしてしまい
一日だけ家の中でオフの日を作りました。
・
フランスから
スペインに入った途端
一気に賑やかで陽気さが増した。
土地は繫がっているのに
なぜこんなにも人もご飯も建築も変わるのかなって。
そんなときに
あるパン作りを学びにドイツへいった
女の子の話を思い出しました。
一年かけてパンを学んだけれど
このパンは結局日本では作れない。
風土がパンを作っているんだって。
その一言が残っていて
あぁ、そういうことかって。
”風土が食を作るように 風土が人も建築も作る”
そしてガウディもきっと虜にされたであろう
”光”
フランスの向こうの景色がかすむような光と
スペインの陰陽がはっきりとしている光。
この照らされ方は
人の心や在り方さえも左右するものであるなと。
・
もうひとつ不思議だったのは
こんなにもパワフルで人の多い町で
芸術家たちは
どう自分と向き合っていたのだろうと。
もっと山や海など
自然の多い方が作品を生み出したり
自分との対話が生まれやすいのではと。
ここで辿り着いたのが
心理学者ユングの
「自分をもっと知りたければ 人の輪の中に入っていくことだ。」
人には心の成熟度合いというものがある。
年齢を重ねているから熟されているとは限らない。
きっとあの当時のバルセロナに集まる芸術家たちは
人の輪の中だからこそ
自己を知り
深い層の自分との対話により
自らを表現し自己実現させている段階にいたのかな。
あまりの刺激に
大きい街にいる自分は
感情よりも
思考がよく働くということを発見しました。
コメント
コメントを投稿