San sebastian サンセバスチャン
初めてスペイン語を習ったのは
高校3年生の夏になる前
メキシコ留学に行く前に2ヶ月だけスペイン語を習った時。
私のスペイン語の先生は
スペインのサンセバスチャン出身の女性でした。
一枚の絵葉書には
真ん中に島を挟んで両側に海岸が広がる
海と町の写真。
「こっちの海が家族が過ごす海岸でこっちはサーファーの海岸よ。」
・
その写真が頭に焼き付いていて
いつか行ってみようと思っていた町。
電車で国境を越え
何も知らずに辿り着いた日は
サンセバスチャンが一年で一番人で賑わう
お祭りの日でした。
もう絵本の世界
兵隊さんに馬車、鼓笛隊のパレードに大砲。
とても賑やかなお祭りでも
本当はこの8月31日、
かつてスペイン独立戦争中
フランス軍がこの小さな町を占領し
町が焼き付くされた歴史を持つ日。
この日のパレードはかつてを再現し
忘れないために今も行われている日でした。
夜9時を過ぎると
一本だけ当時残った通りの電灯の灯りが消され
蝋燭で灯されました。
通りに舞台が用意され
聖歌の唄声が広がると
辺りは一変して静寂へ。
この日の出来事を
後にピカソはゲルニカに表したそうです。
バスクの文化と歴史に
偶然居合わせた日。
コメント
コメントを投稿