秋の高い空を見上げて
向こうの山の村の人たちを想う


暮れて行く日を横目に
赤道の森の人たちに挨拶をする


夜明けの青い空に
一際光る星を見つけて
逝ってしまった人を想う


裏山の小山に腰掛けて
月の光がまっすぐ
わたしの中を通っていく


見えないものを見ようとする
それは絵本のページを
一枚ずつめくっていくのと似ている



秋の透明な空気を深呼吸した日。見えないものを見ようとする時、
人はひとりではないということを教えてもらっているようだ。


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